組織/プログラム:営業統括部の新設
日刊工業新聞(2017/9/7)
日立金属は特殊鋼や磁性材料など合計4組織ある社内カンパニーにそれぞれ、10月1日付で営業統括部を新設する。
個々の製品分野を担当する営業部門をカンパニーごとに統括し、カンパニーをまたぐ全社横断的な営業展開をしやすくする。これにより新規事業の創出、新市場開拓を効果的に進める狙いだ。
「特殊鋼」「磁性材料」「素形材」「電線材料」の4カンパニーにそれぞれ営業統括部を新設し、各カンパニーの営業部門を束ねる役割をさせる。グループ全体の営業部門を統括するため2016年1月に設置した営業統括本部の指揮下で、各カンパニーの営業統括部が部門間の連携に取り組むことで、分野を横断する問題解決型営業の提案力を高める。
従来は部門をまたぐ分野横断的な営業が弱かったと判断。18年度までの中期経営3カ年計画の一環として、全社を横断する営業体制を築き、問題解決型営業に向けた事業モデル改革に取り組む方針を掲げていた。