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【富士電機】クボタからインドネシア自販機事業会社を買収

新規事業:インドネシア・マレーシアにおける自動販売機事業

日刊工業新聞(2017/9/13)

富士電機は12日、クボタのインドネシア自動販売機事業会社を買収する契約をクボタと結んだと発表した。11月15日に買収手続きを完了する予定。買収額は十数億円とみられる。東南アジア向けの生産を買収会社に集約し効率化するほか、インドネシア、マレーシアに参入し同地域での自販機事業拡大につなげる。また国内外の自販機のアフターサービス業務もクボタから承継する。クボタは12日、12月末をめどに自販機事業からの撤退を発表した。

 富士電機が買収するのは「P.T.メテック スマラン(PTMS)」で、クボタグループから全株式を取得する。PTMSは自販機の製造・販売が主業務で従業員は544人。

富士電機は三重工場(三重県四日市市)とタイ工場で手がける東南アジア向け自販機の生産をPTMSに集約する。またPTMSが展開するインドネシア、マレーシアを中心に東南アジアでの販売拡大を目指す。2023年度にPTMSの売上高で50億円を目指す。