組織/プログラム:大学内に研究所設立
日刊自動車新聞(2017/9/28)
NTNは、大阪大学大学院工学研究科内に「NTN次世代協働研究所」を設立し、同大学の吹田キャンパスで開所式を開いた。同大学院工学研究科の産学連携先としては同社が8社目となる。
同社は中長期計画に基盤技術の強化と次世代電気自動車(EV)や自然エネルギーなど、新規事業展開を掲げる。これまで同大学とは創薬や再生医療分野で連携してきた。
新設した研究所は、人工知能(AI)を活用した自動車や鉄道などの軸受の寿命を予測する技術を研究する。車の低燃費化、省エネルギー化に向けてシュミレーション技術を活用した軽量化の研究も手がけるほか、人材育成の場としても活用する。
研究所のテーマは「オープン・イノベーション」と「コ・クリエーション」。
開所式の挨拶でNTNの大久保博司社長は「共同研究所では新たな事業に取り組み、弊社の若手にも技術を学ぶ場になることを期待する」と述べた。
現在、研究所の所員数は4人。年内には3人増員し、7人体制にする予定。