新規事業:冷凍ペットフード事業
化学工業日報(2017/9/26)
日清製粉グループの日清ペットフードは25日、冷凍ペットフード市場に参入すると発表した。新規ブランド「Lovely 愛犬キッチン」を立ち上げ、冷凍肉加工製品の供給を同日から開始した。冷凍ペットフードは電子レンジで簡単調理ができるため、国内で成長が見込まれており、同社はラインアップ拡充を進めていく計画。
Lovely愛犬キッチンは、肉をはじめ本格素材を使ったペットフード。その第1弾となる冷凍品は、「プレミアム ハンバーグ ビーフ&ポーク合挽き肉」と「同 ヘルシーチキン 鶏むね肉」の2品。小分けトレー入りのため使いたい分だけを電子レンジで調理できる。ハンバーグはオーブンで焼いた後にすぐ凍結させることで、作りたてのおいしさ。1袋当たりコラーゲン1000ミリグラムを配合する設計で、愛犬の皮膚、毛づやの健康維持に配慮。野菜も2割以上(キャベツ、ニンジン、セロリ)配合した一方、食塩とタマネギは不使用。
ペットフード市場はドライフードとウエットフードに大別されるが、通販を中心に冷凍フードの供給が始まっている。産地や素材にこだわった製品が大半を占め、愛犬の食欲をそそるメニューを揃えやすく、ニーズは高まっている。