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【商船三井】インドでFSRU、保守操業業務請け負う

新規事業:FSRUとFSUの長期保守操業

ガスエネルギー新聞(2017/9/11)

商船三井は1日、インドで浮体式LNG受入基地の運営プロジェクトに参画すると発表した。インド地元資本の事業会社に少額出資し、基地の中核となる浮体式貯蔵再ガス化設備(FSRU)の保守操業業務などを請け負う。FSRU事業への参画はウルグアイでの案件に続いて2件目。

インド西部のグジャラート州に年間受入能力500万tのLNG基地を建設する計画。操業開始は2020年前半を予定する。基地はタンク容量18万m3のFSRU、同最大14万5000m3の浮体式LNG貯蔵設備(FSU)などで構成する。FSRUは全長294mで全幅48m。LNGを気化して送り出す能力は1日7億5000万立方フィート。韓国で建造する。

インド初の新造FSRU案件で、事業主体は現地資本スワンエナジーの子会社「スワンLNG」が務める。商船三井は同社とFSRUとFSUの長期保守操業契約を締結した。FSUは商船三井に選定する権利がある。18年末までに既存設備の利用か新たに製造するかなどを決める。

FSUの保有者は未定。FSRUはスワンエナジーの別の子会社が保有するが、商船三井が共同保有者になるオプションを持つ。オプションを行使するかどうかは設備の竣工までに決定する。

FSRUは今後も新規LNG需要国などを中心に新たなプロジェクトが立ち上がる見通しで、商船三井は新規事業の一つとして力を入れている

商船三井プレスリリース:

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