新規事業:中国における漢方事業
時事通信(2017/9/23)
ツムラ〈4540〉は22日、中国金融大手の中国平安保険(広東省深セン市)と資本業務提携し、中国市場での漢方薬(現地では中薬)の製造・販売に本格参入すると発表した。中国平安保険子会社がツムラが実施する第三者割当増資に応じて約270億円を出資し、10月13日付で10.04%の株式を取得して筆頭株主となる。
資本業務提携は、ツムラが持つ生薬・漢方事業のノウハウと、中国平安保険の経営資産や顧客基盤、医療・ヘルスケア事業の強みを融合するのが狙い。具体的には、中国で合弁会社を設立し、日中で需要が伸びている漢方薬原料となる生薬の栽培用地の確保や加工設備の建設を進める。また、拡大が期待される中国市場での漢方薬の製造・販売に本格的に乗り出す。